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No.41 三菱重工業株式会社長崎造船所史料館 |
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左:正面外観 右上:吹き抜け部分 右下:展示室 |
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長崎市にある三菱重工業株式会社長崎造船所は、安政4年(1857年)に徳川幕府によって同地に設立された長崎鎔鉄所が起源になります。明治維新後は官営となり、明治16年には工部省長崎造船局になります。翌年の明治17年、海運会社の経営をしていた三菱の創業者岩崎彌太郎が工部省長崎造船局を借り受け造船事業に着手。この年が三菱重工業の創立の年になりました。明治20年には三菱に払い下げられ、その後は造船やプラントの製造などの重工業で発展していくことになります。
三菱重工業株式会社長崎造船所の敷地内に、安政4年(1857年)の長崎溶鉄所創業開始時からの資料を展示している史料館があります。この鮮やかな赤煉瓦造の建物は、鋳物の型に使用する木型を作る工場として明治31年に竣工。昭和60年に史料館として改装されました。館内は時代やテーマごとにエリアが分けられ、国指定重要文化財に指定されている日本最古の動力工作機械や巨大なエンジンやタービンの実物、写真パネルなど約900点の展示物があります。ひとつひとつの展示物をじっくりと見ていくのは結構な時間が必要。かなり見ごたえのある量です。展示は建物の1階部分のみですが、一部吹き抜けがあり二階部分と屋根を支える木製トラスの様子を見ることができます。写真中央の2本の柱は別棟の工場で使われていた鋳鉄製の柱で、明治初期のものと推定。
史料館は造船所敷地の一番奥にあり、見学の際は事前に申し込みが必要です。正門から史料館までの間、工場群の中を通るのですが、タービンとか建造中の船などを間近に見ることができそれらの大さと迫力には驚かされます。しかし史料館以外は、写真撮影と立ち入りが一切禁止とのことなので注意が必要です。見学は事前の申し込みが必要です。入場は無料。 |
所在地
問い合わせ
見学申し込み |
史料館
〒850-8610 長崎県長崎市飽の浦町1-1
電話:095-828-4134
FAX:095-828-4124 |
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- 史料館見学の際は国道202号沿いの一番北側にある「飽の浦門」から敷地に入場すると、工場敷地内を長く通るので様々な施設も見学できお得かも。
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オフィシャルWebサイト。
メニューより 企業情報 > 会社紹介 > 沿革 で詳しく紹介。 |
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オフィシャルWebサイト。
メニューより >史料館 で詳しく紹介。 |
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