阿蘇の麓にある鮮やかな赤煉瓦の白川発電所は、日本窒素肥料株式会社(現・チッソ株式会社により、同社の日窒鏡工場に電力を供給することを目的として建てられました。鏡工場の建設開始と同じ大正元年12月に準備工事に取り掛かり、本工事は大正2年4月からスタート。建設工事は急ピッチに進められ、鏡工場の完成から10カ月遅れの大正3年の11月に竣工し送電を開始しました。
現在は熊本県水俣市のチッソ水俣製造所に送電しており、水俣製造所動力課動力係(第一変電所)により遠方監視制御され無人運転されています。発電機は2式あり、それぞれの横軸フランシス水車による駆動で、最大許認可出力9,000kw、常時4,400kwの発電をしている現役発電所です。詳細は以下の報告書をご覧ください。 |