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No.28 小千代橋・日窒鏡工場跡

左上2枚:引込み線跡 左下:小千代橋 右上:日窒鏡工場鳥瞰図 右下:工場前の水路

概要

 日窒鏡工場は日本窒素肥料株式会社の硫安工場で、熊本県八代市鏡町(旧八代郡鏡町)で大正3年から大正15年まで操業していました。この日本窒素肥料という会社は現在のチッソ株式会社の前身にあたり、旭化成株式会社や積水化学工業株式会社などのルーツでもあります。鏡工場は水俣の工場に次いで2番目に作られた工場です。日窒は鏡工場の成功により業績を伸ばしていき、更なる増産を目指して大正末期に海外より新技術を導入することに。そのことがこの鏡工場の運命を大きく変えることになります。日窒鏡工場を調べてみると、鏡町だけでなく九州を舞台にしたドラマがありました。小千代橋は日窒関連の古い文献の中に、その名前を見つけたものです。日窒の創設者である野口遵が鏡町へ寄贈した生活橋ですが、これにもまた面白いエピソードがありました。詳細は以下の報告書をご覧ください。

 
所在地
熊本県八代市鏡内田
  

報告書当サイトで詳しく報告しています

 
日窒鏡工場・小千代橋
調査番号 014 名  称 日窒鏡工場跡・小千代橋

種  類 産業

所 在 地 熊本県八代市(旧八代郡鏡町)
調査状況 完了 報 告 書 No.01 / No.02 / No.03 / No.04 / No.05完

アクセス

  • 日窒鏡工場跡地はそのまま郷開(ごうびらき)工業団地になっている。
  • 小千代橋は住宅密集地にあり駐車は困難。付近には当時の繁栄を想像できる街並みを見ることができる。周辺は徒歩での散策がオススメ。
  • 以下の地図は小千代橋の位置。
地図はコントロールボタン以外にもダブルクリックで拡大移動、ドラッグで移動できます。
  
関連図書こちらの書籍で紹介されています
 
■「野口遵」吉岡喜一/著 1962年
■「野口遵翁追懐録」高梨光司/著 野口遵翁追懐録編纂会/編 1952年
■「日本窒素肥料事業大観」日本窒素肥料株式会社文書課/編 1937年
■「大日本人造肥料株式会社五十年史」山下三郎/編 1936年
■「鏡町郷土誌・沿革編」鏡町郷土誌編纂委員会/編 1952年
■「鏡町郷土誌・第三集」鏡町郷土誌編纂委員会/編 1952年
■「鏡町郷土誌・沿革補遺・人物・現状」鏡町郷土誌編纂委員会/編 1952年
■「鏡町史(下巻)」永松豊蔵/編・著 1984年
■「広報かがみ(第98号・第99号)」鏡町 1996年
■「のべおか振興の母 野口遵」野口遵顕彰会歴史教材編集委員会 2003年