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No.19 内大臣森林鉄道 幹線

上段:軌道跡 下段左:幹線最大の遺構である 下段右:使用されていた車両

概要

 森林鉄道とは、山で伐採された木材を貯木場などに運び出すための専用鉄道です。明治時代以降、木材の需要の高まりもあり、全国の主な河川ではその流れに沿って山深くまでレールが敷かれ木材を運び出しました。第二次大戦後の復興で更に木材需要が高まり、森林鉄道も規模を広げますが、昭和30年代のモータリゼーションによりトラック運搬に切り替えられその姿を消しました。

 内大臣森林鉄道は九州山地の深部である山都町内大臣から切り出した木材を運ぶ為に、大正4年に造られ昭和37年(一部昭和42年)まで使われた専用鉄道です。当初貯木場があった砥用町を起点に緑川に沿って山都町内大臣の奥地へ延びていた軌道敷ですが、のちに南熊本駅(現JR豊肥本線)から私鉄の熊延鉄道(昭和39年廃線)が開通したために、甲佐駅の隣へ貯木場を移し軌道も延長されました。最盛期には本線・支線の総延長は約53kmにもなり、廃線から30数年たった現在でも多くの遺構を見ることができます。詳細は以下の報告書をご覧ください。

 

報告書当サイトで詳しく報告しています

 
内大臣森林鉄道
調査番号 003 名  称 内大臣森林鉄道・幹線

種  類 交通/産業

所 在 地 熊本県山都町・美里町(旧砥用町)・甲佐町

調査状況 調査中 報 告 書 No.01 / No.02 / No.03 / No.04 / No.05

内大臣森林鉄道・鴨猪谷支線
調査番号 014 名  称 内大臣森林鉄道・鴨猪谷支線

種  類 交通/産業

所 在 地 熊本県山都町

調査状況 調査中 報 告 書 No.01 / No.02 / No.03 / No.04 / No.05 / No.06


アクセス

  • 軌道跡や関連遺構に関する案内板や標識は一切ありません。道路転用されていない部分は、ほとんど放置されているので大変危険です。見学は自己責任のもと十分注意してください。
  • 主な遺構の位置は報告書内で案内しています。
内大臣森林鉄道全体図
 
地図はコントロールボタン以外にもダブルクリックで拡大移動、ドラッグで移動できます。
  

関連リンクこちらのサイトで紹介されています

 
吉松真幸さんのWebサイト。内大臣森林鉄道の現地調査をレポートされています。私も参考にさせていただきました。
 

関連図書こちらの書籍で紹介されています
 

■「年輪」熊本営林局 1987年