Map一覧 > 前へ戻る
/ 次へ進む |
No.20 深水発電所 |
 |
中:水管橋 右下:サージタンク |
 |
日本三大急流の一つといわれる熊本県の球磨川。その川岸の森の中にある、一際目立つ赤煉瓦の建物が深水発電所です。ここより2kmほど南にあった製紙工場付属の水力発電所として大正10年に竣工し、会社が解散する昭和63年まで発電を続けていました。同工場の付属発電所として明治42年竣工の鮎帰発電所も現存しています。
煉瓦建築の発電所の内部には、長年使われてきた発電機などがそのままに残されています。また取水口から発電所までの間の水路には、鉄筋コンクリート製の水管橋(近代土木遺産ランクC)なども現存しており、大正初期の姿をそのまま留めた水力発電所として貴重な産業遺産といえます。現在は日本製紙株式会社の所有。詳細は以下の報告書をご覧ください。
|
|
当サイトで詳しく報告しています
|
|
 |
- 八代市から国道219号を球磨川に沿って人吉市方面へ。九州自動車道の下をくぐると対岸へ渡るトラス橋が見えてきます。脇に「わかあゆ保育園」があり、その隣の空き地から対岸に見る深水発電所の姿が一番オススメ。道路脇に駐車スペースあり。
- 対岸へ橋を渡って発電所に近付いてみようと考えてもダメ。近付けません。
- 水管橋やサージタンクへのアクセスは道もなく大変危険です。近付けません。
|
|
地図はコントロールボタン以外にもダブルクリックで拡大移動、ドラッグで移動できます。
|
こちらのサイトで紹介されています
|
|
ニコソFGさんのWebサイト。九州の廃墟や産業遺構を写真と共にレポートされています。今回の物件は「廃墟・遺構探索レポート」 > 廃墟・遺構写真(レポート関連) > 廃墟・遺構レポート編 > 旧発電所跡 で紹介。 |
|
BMHさんのWebサイト。様々な話題を美しい写真で紹介されています。今回の物件は「九州の近現代遺産」 > 八代市坂本町深水「深水発電所跡」 で紹介。 |
|
こちらの書籍で紹介されています |
■「紙漉きの渓 坂本工場の軌跡」西日本製紙株式会社/編 1988年
■「坂本村史」坂本村村史編纂委員会/編 1990年
■「熊本県文化財調査報告第182集 熊本県の近代化遺産」
熊本県教育委員会/編 1999年
|
|
|
|